はじめに
クリームはもっぱら酸化熟成から得られるビノ・へネロソ・デ・リコールで、オロロソと相当量のペドロ・ヒメネスがブレンド(カベセオ)されるので、一般的には甘口のオロロソとして知られています。
テイスティングノート
栗色から濃いマホガニー色の幅を持つこのワインは濃く、シロップのような外観をしています。強いオロロソのブーケがあり、ローストしたナッツやヌガーやカラメルなどの甘味を連想させるニュアンスをあわせ持ちます。フルボディで、ベルベットのような舌触りとバランスの取れた甘味があり、魅惑的でエレガントさと長く続くアフターテイストとオロロソの特徴的な甘味のニュアンスを兼ね備えています。
ご存知でしたか?
このワインのふくよかさと凝縮した甘味は「オンザロック」でサーブすることができ、その間、アロマティックな力強さや口中に広がる余韻を見せます。クリームと氷、そしてオレンジスライスをタンブラーでサーブすれば、シェリーの複雑味と喜ばしいシトラスの香りが広がるアペリティフになります。
生産と熟成
クリームは酸化熟成のワイン(主にオロロソ)とビノ・ドゥルセ・ナトゥラルもしくは濃縮精留果汁をブレンドして造られるビノ・へネロソ・デ・リコールです。全体の熟成のプロセスは自然に酸化熟成され、ブレンドされたワインは1リットル中115グラムの残糖分がなくてはいけません。
分析データ
Cream
- アルコール含有量 15.5~22%
- 糖分 115~140 g / l
- 総酸度(酒石酸) 3~5g / l
- 揮発酸(酢酸) 0.8 g / l 以下
