はじめに
フィノはパロミノ種のぶどうから造られる辛口の白ワインで、マンサニーリャと同様に酵母の層からできるフロールの膜の下で熟成します。アメリカン・オークの樽でソレラとクリアデラ・システムによる伝統的な方法でへレス・デ・ラ・フロンテラとエル・プエルト・デ・サンタ・マリアのボデガで熟成されます。
テイスティングノート
外観は輝きのある麦わら色から薄い金色。シャープでデリケートなブーケとわずかにアーモンドを思わせる香り、フレッシュなパン生地と野生のハーブのニュアンスがあります。ライトで辛口、そしてデリケートな味わいで、口中に喜ばしいフレッシュなアーモンドの後味が残ります。
ご存知でしたか?
フィノは特に味蕾を刺激する作用があります。この作用により、フィノはより食事を楽しむために口中を整えてくれる理想的な食前酒なのです。加えてこのタイプのシェリーの利点は、食事のすべての風味を増大させることです。だからこそグラスのフィノはどんな食事とも相性がいい、と認められているのです。
生産と熟成
フィノはパロミノ種のぶどうのモストを完全発酵させたものから造られます。このベースワインはフロールの膜が形成しやすいように15%のアルコール度数に酒精強化され、このイーストでできた自然の保護膜は、熟成のプロセスの間ワインを酸化から守り、大変特別な官能特性を与え続けるのです。
この生物学的熟成のプロセスは最低2年間、アメリカン・オークで作られた樽で伝統的なクリアデラとソレラ・システムによって行われます。
分析データ
Fino
- アルコール含有量 15~18 % (通常15 %)
- 糖分 5g / l 以下(通常1g / l 以下)
- 総酸度(酒石酸) 3~5g / l
- 揮発酸(酢酸) 0.25g / l 以下
- 非常に低いグリセリン含有量 2g / l 以下
