ヘレス地域で、「ボデガ」という言葉は、ワインの醸造・熟成をおこなう建物のことを指しているだけではなく、ワイン生産をおこなっている企業を指して使われることもあります。
原産地呼称に登録されている企業は、それぞれが関わっているワインの製造・熟成段階によって、統制委員会の公式登録簿に登録されます。
さらに、「醸造ボデガ」と呼ばれる登録分類もあります。圧搾場として使う施設は毎年登録する必要があり、そこでは収穫時期の間にぶどうからベース・ワインを造ります。この工程の性格上、醸造ボデガというのは基本的に1年のうち1、2か月に業務が集中しています。
そして、熟成ボデガまたは生産ボデガに登録しているボデガが所有しているワイン醸造プラントであることもよくあります。しかし、独立した圧搾場の場合もあり、ベース・ワインをボデガに販売しています。